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カムフォロアの正しいグリスアップ方法|寿命を延ばすメンテナンス方法

  • 執筆者の写真: 雅也 楢崎
    雅也 楢崎
  • 5 日前
  • 読了時間: 2分

カムフォロアの異音や摩耗でお困りではありませんか?


実は、正しいグリスアップを行うだけで、カムフォロアの寿命を大幅に延ばすことができます。 本記事では、初心者でも分かるカムフォロアのグリスアップ方法や注意点を詳しく解説いたします。



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1. カムフォロアとは?


カムフォロアとは、ローラーとベアリングを組み合わせた特殊な部品で、搬送装置や自動化機械の直線・回転運動を正確にガイドする役割があります。 摩耗やトラブルが発生しやすい箇所は、ローラーとシャフトおよび外輪内径の接触面。ここを適切に潤滑することが、カムフォロアの寿命を決めるポイントです。




2. グリスアップの重要性

カムフォロアは、適切な潤滑がなければ以下のような問題が起きます。

  • 摩耗が早くなる

  • 異音や振動が発生

  • 焼き付きや機械全体の故障リスクが増える

一方、正しいグリスアップを行うことで、摩擦を減らし、耐久性を高め、安定した運転が可能になります。




3. グリスアップの方法

使用するグリス

カムフォロア用には耐荷重性や耐熱性に優れたグリスが推奨されます。機械メーカーの指定グリスや油脂メーカーのベアリング用を使用してください。

注入方法

  • 手動グリスガンで注入

  • 自動潤滑装置による定期供給

グリスアップの頻度

使用環境や負荷に応じて、数週間〜数か月ごとに点検・補充します。高温環境や高速運転の場合はより短い周期でのグリスアップが必要です。

注意点

  • 過充填しない

  • 埃や異物が混入しないようにする

  • 分解不要タイプの場合は、専用注入口から注入する




4. よくあるトラブルと対策

  • 異音が消えない場合:ローラーやシャフトに摩耗がないか点検

  • グリスが漏れる場合:注入量の調整やシール部の確認

  • 長期間使用した場合の再グリスアップ:可能であれば分解洗浄で古いグリスや摩耗粉を取り除いてから新しいグリスを注入。




まとめ

カムフォロアのグリスアップは、摩耗防止や異音対策、装置の安定稼働に直結する重要なメンテナンスで、異音に気づいてからでは遅いことがほとんどです。

 一般的にベアリングは消耗部品ですので、カムフォロアも定格寿命前にトラブルを回避するための定期交換をお薦めします。 正しいグリスアップでカムフォロアの寿命が延び、装置の異音やトラブルも防げます。最適なカムフォロア選びやメンテナンスについて、ぜひ当社にご相談ください。




 
 
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